上高地へは幾度となく行っているのだが、尾瀬には一度も足を踏み入れたことがなかった。
富士山登頂のために揃えたグッズも眠らせてしまうのは勿体ないので、尾瀬行きを急遽思いついた。
調べてみるとこの時期はさして人気がないらしい。めぼしい花もなく、紅葉には早すぎるからのようだ。
出発日が近いため既にネット予約を締め切っていた旅行社に電話を掛け、チケットを一枚確保した。
新宿を22時半に出発し、翌5時に鳩待峠に到着する。復路は尾瀬高原ホテルでの入浴がセットされ、往復で6,800円。ランクルで行ったらとんでもなく高く付くし、疲れた体で復路の運転は事故の元、安いし、この選択は正解だと思う。
集合時間は22時。ジャストに到着すると、中型のバスが停車している。申し込んだのが富士急系の旅行社だったのだが、「五日市観光」というプレートだった。
バスに乗り込むと入り口脇に座席表が張られており、一番前の左窓側席が指定席。隣にも人がいるようだ。
座席幅が他より若干広いのはラッキーだったが、出来れば通路側の方がより広く良かった。
ちなみに、隣の席は60代のオジサンの単独行。余り話しかけられても鬱陶しいので、寝たふりをしていたら、最後まで殆ど会話もなかった。
車中は場違いなアベック一組を除けば、それなりに山男・山女のグループだ。単独行は他に女性が2人。総勢19名だった。
バスは目白通りの工事渋滞に遭いながら関越に乗る。その後、12時をちょうど廻ったとき東松山インターで降りてしまった。後は一般道で行くのだそうだ。
途中、道の駅などでのトイレ休憩を挟みつつ、鳩待峠に向け進んでいく。最後の休憩は復路で入浴予定の「尾瀬高原ホテル」。ココでトイレをすませ、(小雨が降り出していたので)ストームクルーザーを着込み出発する。
鳩待峠には予定の5時より15分ほど早く着いた。
乗客の殆どが一旦山小屋へ向かったが、私は何枚か写真を撮って直ぐに出発した。
ちなみに、真ん中の写真の緑の敷物は、他所から種子などが持ち込まれないよう、靴底の土を落とすために敷いてある。この先に訪問者をカウントするセンサーがある。
また、右の写真は鳩待山荘。早朝にもかかわらず、しっかり営業していた。
さて、まず目指したのは山の鼻。約200mの高低差はずっと下りなので楽だが、雨で木道が濡れているので慎重に歩く。なお、早朝のためか途中ですれ違った人はゼロだった。
川上川を渡ると、
直ぐに山の鼻に到着する。
トイレでは100円を寄付。とても清潔だ。臭いはなく富士山とは大違いだ。
ココは休むことなく直ぐ出発。
訪問者を数えるカウンターを再び通過。
いよいよ尾瀬湿原へ足を踏み入れることに。
しかしながら天気は霧雨。至仏山も雲に隠れている。
広大な湿原の中、前後左右見渡せる範囲に人は誰もいない。感動もののひととき。
牛首からは湿原を時計回りにまず東電小屋へ向かう。写真は途中のヨッピ橋。
途中にはこんな看板と物も。

東電小屋にちょっとだけ立ち寄った後、只見川を渡り、
見晴にてコーヒータイム。
見晴から一気に山の鼻へ向う。ココは流石にメインルートだけあり、木道を歩く人が増えてきた。それでも、一団はせいぜい10名程度なので、その度挨拶をしつつ左側の木道からパスさせていただく。
山の鼻に到着し、屋根のある至仏山荘前の無料休憩所で岳食を取ろうと立ち寄ったが、雨が激しくなりつつあったため結構込み合っていた。始めは小学生らしき団体が占拠して座れなかったが、彼らが立ち上がった時に一席何とか確保し、おもむろにバーナーを取り出して調理を開始。
この日は「味噌煮込みうどん」をチョイス。麺はそれなりだったが、汁は美味しかった。周りを見渡すと、ほとんどの人はおにぎりを食べている。私のようなバーナー派は居ないのかと思っていたら、目の前に座った家族連れがチキンラーメンを作り始めた。
食事を終え、日本茶を入れて一服した後、鳩待峠目指して歩き出す。途中、同じパスの老人ご夫婦をパスしたりしながら、集合場所の鳩待峠に到着。
約20キロの行程で、峠に着いたのはちょうど12時。バスは15時発なのでかなり時間を余してしまった。無料休憩所で待ったが、15℃しかなく、汗が引いた後は寒くてしょうがなかった。
温泉に入り、途中関越の鶴ヶ島近辺と出口の渋滞につかまったものの、新宿到着は予定より30分早い19時半だった。
今度は晴れているときにもう一度行ってみようと思う。
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